完全同居型二世帯住宅の特徴
一言で二世帯住宅と言っても、家族によってそのライフスタイルは様々です。
二世帯住宅を建てたいと思ったら、まずは自分の家族はどんなライフスタイルをのぞんでいるのか?
そのためにはどんな家がいいのかをじっくり考えることが、幸せな二世帯住宅を実現させるコツです。
この記事では「完全同居型二世帯住宅」の特徴やポイントをご説明いたします。
昔は当たり前だった、二世帯が一つの家で、リビング、水まわりなどをすべて共有するスタイルですが、最近、その良さが見直され、人気が高まっています。
一昔前では、嫁VS姑という対立構造が当たり前のように言われておりましたが、最近、嫁いびりをして威張るお姑さんというのは、まるで天然記念物のように、ほとんど見かけなくなりました。
上手につかず離れず良好な関係を築いているお嫁さんとお姑さんが多いのではないでしょうか?
また、奥様のご両親と同居される場合でも、サザエさんに出てくるマスオさんの様に、仲良く暮らしてるお婿さんも増えているように感じます。
更に、現代では子世帯が共働きで、育児・家事のサポートを親世帯に頼りたい人が増える中、「みんなで楽しく、いつでもサポートしあえる」完全同居型の二世帯住宅に注目が集まっているのです。
子世帯が共働きなので、親世帯に家事・育児をサポートしてもらいたい
生活費を賢く節約したい
大勢でワイワイとにぎやかなのが好き
何かにつけて二世帯で集まっている
敷地が小さい(あまり余裕がない)
子どもには、沢山おじいちゃんおばあちゃんと触れ合ってもらいたい。親以外にも甘える場所を作ってあげたい。
1:建築の費用を安く抑えられる
キッチンや浴室等の設備が一つで済むため、建築コストが節約できます。
2:生活費も安く抑えられる。
キッチンや浴室が一緒なので、光熱費の節約につながります。
3:大家族で賑やかに暮らせる。
これは、静かな生活をのぞむ人にはデメリットですが、ワイワイ賑やかなのが好きな人には大きなメリットです!
4:子どもの発育に好影響
おじいちゃんおばあちゃんから親以外の大人の考え方を知ることが出来るため、子供の視野が広がります。
5:子世帯は育児・家事のサポートが受けられる
特に子世帯が共働きの場合は、子供の送り迎えや夕食の準備などを親世帯にお願いしているご家族が多いです。
子供が急に発熱した場合なども親世帯に預かってもらえるので、子世帯は安心して仕事に専念することが出来ます。
完全同居型二世帯住宅の間取りを考える上で大切なポイントは、プライバシーにも配慮することです。
大勢でワイワイと賑やかな生活が魅力の完全同居型二世帯住宅ではありますが、たまには1人で落ち着いた時間、親世帯だけの時間、子世帯だけの時間が欲しくなるのではないでしょうか?
例えば、子世帯用のセカンドリビングを作る、どちらかの世帯にミニキッチンを作るなど、「適度な距離を保てる」工夫を取り入れることをおススメします。
ご自身の家族はどんな風にプライベートな時間を持ちたいか、考えてみてくださいね。